
すくってもすくっても手のひらからこぼれる砂のように
飛び去る時間。
したいこと、出来なかったことも足元にこぼれて・・・
明日もまた繰り返す砂遊び。
「忙しく過ごすこと」イコール「充実した人生」なのだと思っていた
時期がある。
<時しもヤッピー全盛期のマンハッタン。
仕事帰りはジムでワークアウト、その後は友人との約束などで
スケジュール帳は真っ黒、そのくらい頑張ってこなすのが当然と
いう風潮があった。
だが、身体は疲れるばかり、いつも時間に追い立てられるようで
充実感はなく、何かおかしい感じがぬぐえなかった。
当人が納得できない生活は長続きするはずがなく、
ある日、「ワタシはワタシ」と開き直ってスケジュール帳を捨てた。
あれから20年。
本当に会いたい人とだけ会い、やりたいことだけをやる、
「のんびり ゆったり ぐうたら」がMYスタイル。
欲張らなくてもいい。
手のひらに残ったものが輝いていればそれでいい。
時間はどっちみち限られたものだから。

