アメリカ。
ガレージセールなどで安く値切って買ったおもちゃや
おばあちゃんの家の壁にずっと飾ってあった汚い絵画が、
調べてみると思いがけない値うちものだったりすることがある。
以前、近所のアンティーク店の特別イベントで、試しに
南仏ニースの骨董市でゲットしたマントル時計とロウソク立て
3点セットを見てもらったら、買値の10倍の値うちがあることが
分かりホクホクした。

以来、鑑定のサービスがあると聞くと家の中から無理やり
何かを探し出して持っていくのが趣味となっている。
今回はオークションハウスの鑑定デーに出かけてみた。

10時過ぎに行くと既に部屋はすでに満員。
雨で寒い中、かなりの盛況である。

絵画や掛け軸、壷、古本、彫刻像、家具など手にしたものは
さまざま。
「ポスターは$100の価値しかなかった」
肩を落とす白髪の男性がいれば、
「このテディーベアは千ドルだって。 でも、
絶対に誰にも売らないわ」と上気して話す女性も。
今回白羽の矢が立ったのは、カントリーボーイがわざわざ
実家から運んだミュージックボックス(オルゴール)。
ディスク回転で音楽を奏でるタイプで、外箱はオーク製。
ずっと昔に友人の引越しセールで買ったそうで、1800年代の
制作ということ以外に情報は皆無。
鑑定に要した時間は数分。
「$500ぐらいでしょう」
思ったような値打ちはなく、がっかりするボーイ。
所詮、シロウトだ。 ガラクタと本物の骨董品の見分けは
実に難しく、大当たりもない代わりに大ハズレもない。
その晩、珍しく大きなヒョウが降り、稲妻が光った。(笑)













