"You can take the girl out of the city,
but you cannot take the city out of the girl."
アメリカ人は一生に7回引っ越すという非公式データがある。
引越し好きのシティガールも米国内だけで9回住所を変えた。
7年前に家を購入した時も「終の棲家」という意識はさらさらなく、
まだ引越しのダンボール荷物が片付ききらない内に既に
「次の居住地構想」がシティガールの脳内に宿っていた。
(笑)月日が流れ、早寝早起き、晴耕雨読
(笑)の自然と親しむ
(=野生
動物や自然災害と仲良く暮らす)カントリーライフもどきには
すぐに慣れたものの、心の隅では「都会」を常に渇していた。
きっかけは去年の
暴走車電柱激突事故だった。
カントリーボーイ不在中の食糧が底をつきかけていた時の、
これ以上ない最悪タイミングの出来事だった。
2時間に1本のバスでスーパーへ行き、帰りのバスが来るまでの
30分で買い物を済ませるのだが、食料を持てるだけ買って来ても
せいぜい3日分にしかならなかった。
家では電気が消え、電話線もやられ、外部への連絡手段がない。
それに追い討ちをかけて、翌週帰ってくる予定のボーイに
急な事情が持ち上がり、帰還時期が不透明となった。
それまでも交通事情の悪さに辟易しながらも頑張っていたのだが、
この時決定的な限界を悟った。
ボーイに頼ることなく自由に街を歩き、以前のように自立した
生活をしたい、ずっと燻っていた思いがますます募った。
そして4月、縁あってSFにアパートが見つかり契約書を交わした。
5月末、それまで住んでいたテナントが引き払い、必要な修理と
ペンキの塗り替えなどの準備期間を置いて入居日は6月10日と
決まった。
この後、とんでもない展開が待ち構えているとは家主も含め
誰も知る由はなかった。
ここに新シリーズ「
Pハイツ」の始まりを予告します。
(笑)(watch the trailerボタンのクリックで前触れが見られます。)「Pハイツ(1)」に続く。