「ファントム」(幻)ちゃん。

一通り園内を回った後は買い物の有無にかかわらずファントムちゃんに挨拶に行くのがお決まりのコースだ。
店の中を歩き回っている時もあるが、だいたいはこの専用スポットで
悠々と爆睡している。
いじりたい衝動を我慢して寝ている黒頭巾の頭をじっと見ていると
籠に貼り付けられている注意書きがふと目に留まった。
「猫草属 家畜科 'ファントム'」(日本語訳 by シティガール)
なんちゃってラテン語の「植物名」につい顔がほころんだ。
ガーデンショップの植物に付いている、育成情報が書かれた札と
同じ形式だった。(笑)
植物名は「国際植物命名規約」に従ってラテン語で表記するのが
一般的だが、"Felix Domesticus"とは全くのでたらめラテン語。
英語は語彙や文法の面でラテン語から多大な影響を受けているため
意味がなんとなく通じるのがまた可笑しい。
Single quotation marks( ‘ ’)で囲まれた品種名(ファントム)も
それらしくて結構。
「日当たりが良くても日陰でもOK」
「肥料はたっぷりと」
「水は控えめに」
「世話(grooming 毛繕いという意味もある)はほどほどに」・・・
指示を無視してそばに置いてあるブラシで頭をなでてやると
面倒くさそうに目を開いた。(笑)
嫌がるそぶりはなく、気持ち良さそうに身を任せている。
かと言って媚びるわけでもなく、ただ自らの世界に浸る姿には
王者の風格。
籠の中をまさぐると、身体の下から紐やらねずみのおもちゃやら
出るわ出るわ、いくらでも出てくるのをいいことについ長居して
遊んで頂いた。(笑)
温暖な地中海式気候に恵まれ、ガーデニングが盛んなベイエリアで
家庭菜園用の野菜やハーブの苗を調達する店は多数ある中、
ずばりこの子に会いたくて足繁く通っている。



そわそわ














のハシゴ車が停まっていた。


