久しぶりに丘方面へ足を延ばした。
長い乾季の間に積もった汚れが洗い流されて生まれ変わった
ような道路。
刈られたばかりの芝生の水分を含んだしっとりとした匂いに
終わりに近づく雨季を感じる。
緑を取り戻した樹々が両脇から覆いかぶさり作るトンネルの中の
見慣れた風景をかみしめながら、ゆっくりゆっくりドライブ。
ついちょっと前までは毎日のように通った丘の狭い坂道である。
他人事となれば大して好きでもなかったミモザの黄色い氾濫までもが
懐かしい。(笑)
旧宅裏の道に車を停め、手放した庭をこっそり覗っていたボーイが
満面の微笑で振り返った。
居たー

視線の先には・・・

(相変わらず動きが激しく、じっとしてくれない)
かりんちゃんの姿が。 (かりんちゃんは「縄張り」に越してきた私たちを殊のほか
気に入って養子にしてくれた外猫さんです。)
「かりんちゃん、ベイビー
」車をそっと降りて脅かさないようにそろそろと近づき、手を差し出すと
ごろんとお腹を見せて前と同じように転がった。
その後は頭を撫ぜ、あごの下を、鼻の頭を、足の裏を撫ぜまくり、
かりん嬢はゴロゴロ言いながら地面を転げまわって旧交を温める。(?)
1年4ヶ月ぶりの再会にも関わりなく、毎日会っているかのような
変わりない反応は嬉しい反面、不思議なような。
果たして覚えてくれているのだろうか、それとも初めて会って意気投合
しているつもりなのか・・・。
もともとフレンドリーな猫なのでその当たりの見極めは困難である。
「かーりんちゃん」「会いたかったよ〜♪」
呼びかけながら手がかりを探すが・・・どうも返事の回数が少ないような
気がする。
と言うか、以前は目が合っただけで「にゃあー」と、しかもかなりの大声で
何10回も鳴いていたのが普通に近づいただけで、好物のおやつ持参でも
ない今回は判断の材料にするのはやめておこう。(笑)
おみやげを持ってやってくるのにはかなり悩まされたが、離れてみると
とても寂しく、ずっと会いたいと思っていた。
元気でいてね、愛しの(←いつから?)(笑)かりんちゃん。







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